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プーシキン美術館

 
昨日10/28(金)の午後「プーシキン美術館」を鑑賞しに、東京都美術館に足を運んだ。

 ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マチス、ピカソと名前を並べただけでも、そのスケールの大きさが分かる。ロシアの「プーシキン美術館」の主な作品をそっくり再現したものである。
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 その他にも有名な画家の作品が一杯あるのだけれど、それだけで紙面が終わりそうなのでこれ以上はかきません。

 絵を見て、いつも思うのは、自分の理解出来る方向の絵と、どこからこんな発想が浮かんでくるのかと思う絵があることである。

 人間という動物は一種類ではないと思う瞬間である。

 私にとっては、セザンヌが自分とは方向が違うタイプの絵である。何回見ても対象の捉え方が、随分違うことが分かり、刺激をもらう、ルドンなどもその典型である。

 私にとって《いい絵》は2種類あって、一つはこのタイプの《新しい観点を与えてくれる》タイプの絵である。

 もう一つは《そうそう、こう見えるよね》タイプで、モネとかミロ、マチスはこの分類に入る。これは、絵の上手い下手とは関係の無いものであるように思う。

 不勉強で、知らなかったがマルケという画家の絵が《そうそう、こう見えるよね》タイプで、見ていて凄く心地よかった。

 気楽に描いているような、手抜き加減が至極良い(実際に手を抜いているかどうかは知りません)。

 おおよそ、絵画史の大きな流れ別に工夫された展示で、鑑賞しやすい配置であった。

 少し、贅沢をした気持ちで美術館を出た。