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霜月

 早いものでもう11月である。つい最近年賀状を書いたと思ったら、来年の年賀状の注文の時期になった。

 さすがに日の暮れるのも早くなり、昼間は暑いくらいであるが夜は寒い。今年は暖冬だという気象庁の長期予想もあるが、昨年も同じようなことを言っていたのに随分と寒い冬だったので、今年は騙されまいと少し用心している。

 冬に向かうこの頃は物寂しい。最近少し考えることがあって、夕暮れから夜にかけて物思いに耽ることもある。どちらかというと、人の話を聞くことが多い私だが、たまには黙って話を聞いてくれる人と美味しい酒を飲んでみたいと思うのは贅沢であろうか?

 世界史履修問題で世間は喧しいが、幸いなことに古文をやっていない高校は聞いていない。霜月で高校生は分かってくれるだろうか?

霜月とは文字通り霜の降りる月の意味であるが、信州でもまだ霜は降りない。

 英語はNovember。9番目の月の意味でローマ暦が3月起算だったので、例のごとく2ヶ月ずれている。
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 花札は、柳にカエルである。傘をさしている男性は小野道風。柳に蛙が何度も飛びつくのを見て、最後まで頑張ることを学び書の上手になったという故事に基づいている。

 最近は頑張るという若者が少ない。たまに出会うと凄く応援したくなる。どうも自分の力の範囲で何が出来るかという発想になってしまうようである。
 
 何よりも「夢」を持って欲しい!…そんな事を念ずる私はまだまだ青臭い?のかもしれない。