メメント・モリ

 メメント・モリ(Memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味で使われる。

 昨日はお葬式があった。小さいときからお世話になっていた伯父さんとお別れの日であった。伯父のことを話していくと際限がないが、繊細で優しい人であった。
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 参列させていただいて色々考えさせられた。死ぬこと自体は悪いことではない。人は皆死ぬ。生まれたときからまっしぐらに死に向かう。しかし愛する人を失うことは悲しく、その喪失感には耐えられないものがある。また、翻って自分の死を思うとき、恐ろしく暗い闇の深淵に怯える。
 「死」は、我々に何を教えてくれるのだろうか?

 死を身近に感じる時、死は裏返しとしての生をよりいっそう輝かせてくれるような気がする。漆黒の闇があるから光が輝く。自我の崩壊を防ぐために発明された「時間」というバーチャルリアリティーに騙されること無く、唯一確かな「現在(いま)」を充実させたいと思うのです。

 そう思うと、何気ない一日も奇跡の連続に変わっていき、愛おしく大切な時間になる…、と今は思うのだが、いつものように忙しい日常にかき消されていくのかもしれない。

 そっと、自分に言い聞かせてみる。メメント・モリ…。
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by coolkai | 2007-09-02 20:37