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 10/02(月)〜10/07(土)の間、画廊宮坂で個展が開かれる。

 日本画である。具象画かと言われればそのような気もする。しかし徹底的に写実的かと問われれば、いやセンスの良い磨かれた装飾性を感じると答えたい。
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 この金の猫、銀の猫を見ていたら、グスタフ・クリムトGustav Klimt(1862-1918)の絵が浮かんできた。

 しかし、クリムトの絵にはどこか不安を感じさせる通奏低音があるが、川畑さんの絵には柔らかな希望が見える。

 寄り添う二匹には意味がある。手前の金の猫が私で、後ろの銀の猫が貴方とも思えるが、猫の目が問いかけてくるものは、もう少し内面の宇宙に入り込む。手前が「自己」で後ろがユングの言う「自己の影」を感じさせてならない。

 具象、抽象どちらも些細なことだよと言われているような気がして、じっと見ていたら猫たちが空間に浮かび自分も浮遊してきた。少し気持ちが楽になり不思議な旅をした気分である。

実物を見たい方は、是非「画廊宮坂」までお越し下さい。

なお、画像転載に関しては「画廊宮坂」の許可を得ています。)
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