カテゴリ:素敵な人との出会い( 15 )

 以前、松本で講演会があったときも聴かせていただいたが大きい会場であったのでイマイチ隔靴掻痒の感があった。
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 今日は高遠町のやますそ会館(100人くらいの会場)だったので講師との距離も近く分かりやすかった。サービス精神に満ちたくだけた話や冗談を交えて本質的な話を織り交ぜていく話術は流石である。

 一番前の席に座って質問まですることが出来て幸せな一日であった。忘れないうちに面白かった話をメモしておく。
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*出遅れた人がよく物事を理解できる。養老氏自身にも出遅れ感があるという。麻生氏や鳩山氏は出遅れ感はなかろう。
*タンパク質を含めて人間の体は半年でそっくり入れ替わっている。昨日の自分と今日の自分は違う。
*フィクションや嘘のなかで真剣に真面目に考えることが出来る。水戸黄門で泣けるが隣人の夫婦喧嘩で感動はできない。西洋ではどんな田舎でも教会や劇場は立派である。フィクションの世界でこそ真面目に考えられて感動できる。宗教は壮大な嘘というものか。

*河合隼雄氏は、カウンセラーのコツは「相づちの打ち方」と答えた。
また、私は嘘しか言いませんという。それは本当?

*感覚は違いを求め、意識は同じを求める。犬は名前を呼ぶ人の音程を聴く。従って呼ぶポチは全て違って聞こえる。

*言葉を使うために「時間」と「空間」を用意した。だからカントはその二つはアプリオリであると看破した。

*アキレスと亀の逆理は時間を目で図で説明するための矛盾である。
それは、ハイゼンベルグの不確定性原理の問題でもあり、ハイゼンブルグはそれをしっていた。エッセーに書いてあるらしい。
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 最近、寝る前に何気なくテレビを見ていると、松岡正剛さんが話していた。

 20代の頃、雑誌「遊」に出会う。斬新なデザイン、色々なジャンルを横断する内容など強烈な衝撃を受けた。そのとき編集長をしていたのが松岡正剛さんである。自分で投稿し、対談もこなしていた。この雑誌で、マックを知り、 HYPER CARDからリンクという概念も初めて知ることになる。30年以上前の事である。

 時折、書店で目にする松岡正剛さんの本を読んではきたが、本格的に再会と感じたのはネット上に公開された「千夜千冊」である。この超人的な作業には、襟を正してきちんと向き合わなければと思わせるものがあった。

 その松岡さんがTVで、「千夜千冊」以後のアイデアを話していた。それは、「図書街」である。街全体が本屋で出来ているネット上の街である。時間の制約かアナウンサーの感性のせいか、あまり話は深まらずに終わってしまっていた。もう少し聞きたかったが興味をそそられるアイデアである。

 一度「千夜千冊」をクリックすることをお薦めする。
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 グリム兄弟の「ハーメルンの笛吹き男」の物語は有名である。
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 ネズミの害に困り果てたハーメルンの町の人たちは、ネズミ退治を笛吹き男に依頼する。男が笛を吹くと、それにつられてネズミが現れ後をついていき川に入り、おぼれた。しかし、金が惜しくなった町の人たちは支払いをせず知らんぷり。怒った男は再び笛を吹き、子どもたちを集めて町から消えてしまった。

 最近亡くなったドイツ中世史が専門の阿部謹也さんは「ハーメルンの笛吹き男」を著した。民俗学的手法による謎解きはたいそう面白い。
 阿部さんから網野善彦さん、小松和彦さん、栗本慎一郎さんなどを連想してしまうのは、私の悪い癖だが別の機会に連想ゲームをさせていただきたい。

 阿部さんは以前、雑誌アエラで述べた。

 小泉首相が「ハーメルンの笛吹き男」に例えられ、しかもその「笛吹き男」がもてはやされる社会的な背景として、「私たち日本人全体が理念や理想を必要と思わず、今もって“社会”ではなく“世間”の中で生きている」ことを指摘する。

 “世間”とは「金や名誉、義理、他人からの評価」などが価値になっている世界のことである。

 善悪はともかく、そしてどちらを選択するにしても、せめて何を基準に行動しようとしているかは意識したいものである。
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 8/26(土)は恒例の横田ゼミであった。今回は量子力学のプロで統一理論の研究をしているO先生をお招きしてお話を聞いた。
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 皆さんは統一理論という言葉をご存知であろうか?自然界に存在する四つの力を統一して説明できる理論のことである。四つの力とは次の通り。

 「重力」はつまり万有引力、「電磁力」は電気の力と磁気の力、「強い核力」は陽子や中性子といった素粒子をくっつける力、「弱い核力」は中性子がベータ崩壊して陽子になる時に働く力である。

 少し前に流行った「超紐理論(Super Strings Theory)」はアイデアも良く、解決の見通しがつくのではないかと期待を持たせたが、O氏によると事情はそんなに甘くないようである。現在は考えられる多くの理論が出尽くして行き詰まり、新たな突破口を待っている状態だそうである。

 お招きしたのには理由がある。O氏の研究に導師横田先生の結果が本質的な役割をはたしているというのである。それならば我々が量子力学を学び研究が出来ないか?というわけで勉強会を開いたのである。

 O氏は学識は勿論のこと人柄も素晴らしく懇親会も大変盛り上がった。O氏は数学が難しいとおっしゃる、横田ゼミでは物理が難しいという。なかなか上手くいかないものである。しかし交流を深めようということで意気投合し、元気をいただいた。
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私が28歳のとき飯田高校で担任をしたクラスである。ちょうど12歳、一回り年齢差がある。
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 ほとんどの皆さんは45才で27年ぶりの再会である。宴会場に入った瞬間はアレっていう感じで昔の顔とつながらないでいたが、そのうちモルフィングのように記憶がよみがえる。
 近況を報告し合いながら楽しく飲む。皆それぞれ頑張っている様子で元担任としては非常に嬉しい。

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 二次会は近くのカラオケ。昔の歌を歌っているうちに全員で合唱になる。同じクラスで過ごした雰囲気がもどり気持ちがまとまってくるのが分かる。学生時代の飲み会の雰囲気そのままである。

 真夜中、チューリップの「心の旅」を口ずさみながらホテルへもどる。
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 昨晩、今年の3月まで高遠高校で一緒だったH氏夫妻、Nさんと一献傾けた。

 お店は「食空間ミヤザワ」で、お刺身が美味しい。

 H氏は若いが人柄も良く大変優秀な人物である。Nさんを含めて一緒に仕事をした思い出が懐かしい。現在はF高校で優秀な生徒を相手に教鞭をとっている。クラブ、授業ともに一生懸命に取り組んでいるのが分かる。

 そこで色の相対性について話題になった。「青と赤が逆に見える人がいても、それを知る術はない」という命題である。管理人はどこかで読んだ記憶があるのだがインターネットで探してもそれらしい記事が見つからない。ご存知の方がいらしたらぜひ教えていただきたい。

 気持ちのよい若者たちと気持ちのよいお酒を楽しんだ。

 家まで帰るわずかの間、いろんな想いを抱えて夏の爽やかな宵が過ぎていった。
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 敬愛する師匠S氏の薦めもあって松本のパルコの本屋で山本夏彦さんの本を探した。

 「完本 文語文」文春文庫562円を探し当てた。これは随分と安い。一緒に「ブルバキ数学史 上」「ブルバキ数学史 下」ちくま学芸文庫を購入した。二冊で2700円であった。文庫本だからといって格別安いというわけではない、出版される冊数にも依存しているのだろう。

 文庫本にはそれなりの持ち味がある。ハードカバーの廉価版という意味もあり、何処でも読むことができるという利点ある。また、ハードカバーの時には無かった増補や解説があったりして中々に魅力的である。
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 すこし寄り道をした。「完本 文語文」、内容は勿論、流石に文章が素晴らしい。簡潔でリズミカルな文体である。養老孟司さんと似た匂いを感じたのは気のせいか。

 解説で徳岡孝夫さんが書いている。


山本さんの文章には文語文、遡って漢文の教養が生きているのだ。日本人にとって文語文は西洋におけるラテン語に相当する。教養人たるもの文語文、漢文の素養がなくて良き思考ができるものではない。




 う〜ん!学ぶべきものは増える一方である。
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入り口のガラスのドアに「可知先生退官記念講演」と張り紙があった。

e0020386_226175.jpg定例のYゼミの集合時間に間に合うよう理学部前に急いだ。
 すでに横田先生、竹内さんが来ていて張り紙を見ている。
 お世話になった先生なので是非講演を聞こうということになり、宮下さんが到着するのを待って4階の会場に急ぐ。
 始まったばかりだというのに、既に満席になっている。

 学生を愛しユーモアあふれる可知先生らしく、メービウスの帯をハサミで切ったり、結んであるはずの紐が両側から引っ張るとほどけてしまったり、観客を楽しませてくれる。

 また、若いときからの写真をプロジェクターで披露していただき、若かりし小柴先生、横田先生が躍動していて思わず夢中になって見入ってしまった。

 しかし、感慨に耽る気持ちにはならなかった。それよりも、切り取られた過去の瞬間がそうであったように、現在を慈しみ、楽しみ、輝かせたい…という気持ちを強くした。
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う〜ん、懐かしい!

e0020386_20344392.jpg自分がテニスに熱中していた頃、彗星のように現れて大活躍した天才少女であった。
 何と16才で全豪優勝である。かっこ良かったな!

 それが20才のとき、足の故障で引退してしまう。ミーハー的熱烈ファンであった私は、それ以来何となく女子テニスから足が遠のいた。

 それが、テレビで再び見る事が出来たのである。小泉首相の相撲ではないが、感激した。

 東レ・パンパシフィック・オープンのシングルス準決勝である、しかもあのシャラポワに勝った。プレイスタイルも若いときと違い、クレバーな切れのよいものであった。

 考えてみれば未だ25才である。多いに活躍してオジさん達にエネルギーを与えて欲しい。
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e0020386_22121319.jpgご存知、みやさかオトーサンです。

 朝日賞を受賞されたとのこと、おめでとうございます。
 とても人ごととは思えず陰ながら表に立ってお喜び申し上げます。

 朝日賞を調べると意外や意外、大好きな漫画家と数学者がたくさん受賞しているんです。

 メンバーを見ると、凄い、ほんと凄いです。そのほんの一例です

  ●2002(平成14)年加藤和也/整数論の研究●2001(平成13)年宮崎駿●1999(平成11)年三輪哲二・神保道夫/可積分系の代数解析的研究●1996(平成8)年荒木不二洋/物理学と数学の境界領域の開拓●1987(昭和62)年手塚治虫:柏原正樹・河合隆裕/代数解析学の研究

 小沢さんの受賞の言葉が良い、こんな感じです。

 「私のようなモノがいただいちゃ〜申し訳ない…いや、いただきます、いただきますとも。せめて昨年頂いていたら競馬に全部つぎ込んだのに…、今は競馬止めちゃったんですよね…」

 やっぱり、みやさかオトーサンですね〜!
 あれ?ご存知ない!「小沢昭一的こころ」というラジオでやってますよ。
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