カテゴリ:授業の悩み( 2 )

 2年生はいよいよ「微分」の分野に突入である。

 微分のことは微分(自分?)でせよ、というのは言い古されたギャグであるが、何回やっても導入が上手くいかず悩みが深い。

 極限、瞬間の速さ、微分係数の3っつをどんな順番でどんな風に教えるのかが難しい。年によっても、クラスによってもそのときの気分で変わってしまう。

 有名なアキレスと亀のパラドックスの話を持ち出して、時間や速さの概念が一筋縄ではいかないことを語ろうと思うのだが生徒はどこがパラドックスか分からないらしい。

 よっぽど管理人の話が上手い?のか、生徒が素直なのかコロリとだまされてしまう。

 0で割ることが出来ないことが重要な役目を果たすのだが、5÷0も、0÷5も質問すると0という答えが多い。

 呻吟している生徒を見ると、横田ゼミでの己を思い出して、分からなくてもまぁいいかということになってしまう軟弱な自分がいる。

 
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 今日、二年生の数学IIの授業で円を教えた。

 いつものことだが「円ってな〜に?」と始める。一部の生徒は何?という顔をし、一部の生徒は「まる」と答える。

 そこで、「まるって何」と追い打ちをかけると「わかんない」である。

 円の定義に誘導しようと花火の話しを持ち出す。花火にはどうして三角形の花火はないのか問う。

 こんな感じで殆ど自分の趣味のような授業である。きっと訳の分からないことを聞く先生だと思っていることだろう。

 若い人達に教えることは楽しい、奇妙な質問に戸惑い考え込んでいる姿を見ると申し訳ないが、つい微笑んでしまう。

 どんなレベルでも分かるということは気持ちのいいことであり、生きていく力になるのだと信じている。
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