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 10/29(土)のことである。

 この日は信州大学でゼミがあるので、新宿の高速バスターミナルから、松本行きに乗り込んだ(いつも、伊那行きばかりで、この路線に乗るのは初めてである)。

 うつら、うつらしながら、ぼんやりと目を覚ますと、路肩にバスが停まっている。
 
 変だなぁ、と思っていると、運転手さんが「申し訳ありません」と言いながら、後部にあるトイレに駆け込んだ。

 「ゲ〜ッ」吐く声が聞こえてきた。しばらくして運転席に戻り、「少し具合が悪いので、予定にはありませんが、次のサービスエリアで休憩にします」、放送が入った。

 気のせいか、バスは少し蛇行しているような気がする。運転の方は大丈夫か、不安になる。

 サービスエリアに入ってもバスのトイレに入ったまま出てこない。出発時間になってまた、運転席にもどり、ハンドルを握る。

 アナウンスが入るたびに、「ハア、ハア」と、苦しそうな息づかいが聞こえてくる。

 何とか、松本のバスターミナルにたどり着き、ホッとした乗客は、私だけではあるまい(運転手さんも気の毒だが、ホント怖かったです!)。

 
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 10/28(金)の夕べに開かれた、兎束俊之ヴィオラ・リサイタルの報告です。
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 午後、前述の「プーシキン美術館」を鑑賞して、銀座の「画廊宮坂」に寄り、煎茶喫茶の「佐人」で義兄とお茶をいただいた(お義兄さんいつも、ごちそうさまです)。
 一路、トッパンホールへ向かう。飯田橋駅までは順調だったが、駅から会場までけっこう距離があり、20分近くかかって歩き,汗ばんでしまった。

 400人の会場だったが、満席となり50人くらいが入れなかったようである。

 素晴らしい演奏で、とくに兎束先生の作曲による、琵琶との合奏は印象に残るものであった。

 やんごとなき方も最後までお聴きになっていて、こちらもつい、そちらの方を見てしまいました(SPが20人くらい警護にあたっていた)。

 演奏会のあと、宮田村の皆さんと、お祝いと慰労をかねての飲み会に向かう。

 場所は、東中野の兎束先生御用達の居酒屋である。
 2階が貸し切りとなっていて、気楽なお店で料理も美味しく酒もすすんだ。

 琵琶奏者の田中先生、ピアニストの石井先生なども参加されて、貴重なお話を聞くことができ、演奏会の余韻も相まって、贅沢で美味しいお酒であった。
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by coolkai | 2005-10-30 18:12 | 音楽
 
昨日10/28(金)の午後「プーシキン美術館」を鑑賞しに、東京都美術館に足を運んだ。

 ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マチス、ピカソと名前を並べただけでも、そのスケールの大きさが分かる。ロシアの「プーシキン美術館」の主な作品をそっくり再現したものである。
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 その他にも有名な画家の作品が一杯あるのだけれど、それだけで紙面が終わりそうなのでこれ以上はかきません。

 絵を見て、いつも思うのは、自分の理解出来る方向の絵と、どこからこんな発想が浮かんでくるのかと思う絵があることである。

 人間という動物は一種類ではないと思う瞬間である。

 私にとっては、セザンヌが自分とは方向が違うタイプの絵である。何回見ても対象の捉え方が、随分違うことが分かり、刺激をもらう、ルドンなどもその典型である。

 私にとって《いい絵》は2種類あって、一つはこのタイプの《新しい観点を与えてくれる》タイプの絵である。

 もう一つは《そうそう、こう見えるよね》タイプで、モネとかミロ、マチスはこの分類に入る。これは、絵の上手い下手とは関係の無いものであるように思う。

 不勉強で、知らなかったがマルケという画家の絵が《そうそう、こう見えるよね》タイプで、見ていて凄く心地よかった。

 気楽に描いているような、手抜き加減が至極良い(実際に手を抜いているかどうかは知りません)。

 おおよそ、絵画史の大きな流れ別に工夫された展示で、鑑賞しやすい配置であった。

 少し、贅沢をした気持ちで美術館を出た。
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 前日、白土三平の「カムイ伝」について書いたときムズムズしていたのだが、案の定、漫画について書きたくなってしまった。

 まず、岩明均の作品についてあれこれ。
 
 最初に読んだのは「寄生獣」である。
 宇宙人が人間に寄生する話で、一見、突拍子も無い話だと思いつつも読み進めると、いつのまにか物語の中にすっぽりハマっている自分を発見する。

 題材は奇異でも、人間の深層を捉えて離さない。グググッとえぐってくる感覚が秀逸である。

 次に読んだ本が「七夕の国である」。大昔、宇宙人と人間との交配が行われた、その子孫の物語である。e0020386_813621.jpg
 形式的には完結しているのだが、内容的には絶対に未完である(と私は信じる、続きを強く望む)。

 この本も「寄生獣」に劣らず、設定は奇想天外なものである。しかし、宇宙と人間との関係、神とは何かを追求している(が、惜しい所で無理矢理終わっているように見える)。

 人間の内面と宇宙とが共振していく様子が、暗示されている。

 この二作のように、架空の世界を描きながら、しっかりとリアリティーがある。こんな作品を他に知らない。

 次作を期待する。「七夕の国」続編が出ないかなぁ!
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小学館から白土三平「カムイ伝全集」が出る。

 欲しい、しかし高い。全38巻47880円である。

 学生の頃「ガロ」に連載されているのを読んだのが初めである。「つげ義春」も読んだことを思い出した。

 そうやって、漫画談義になるときりがないので「カムイ伝」に戻る。

 徳川時代の話である。非人部落に生まれたカムイが忍者になり、そこからも脱出して、抜け忍となり、差別と向き合っていく、という身分制度を扱った非常にヘビーな物語である。

 もちろん、いくつかのどんでん返し、さまざまな視点が提示されていく。

 劇画調のタッチは苦手であるが、ギリギリのところで踏みとどまり、独特の効果をあげている。

 社会派の作品が大嫌いな私でも惹き付けられていくのは、安易に善悪をきめつけることなく、事実を必然として受けとめる、その抑制された感覚が好ましいからである。

 第二部が現在も断続的にビックコミックに連載中であり、白土三平氏は第3部を構想中だという、死ぬまで描き続けて欲しいものだ。
 
 完結しない方が「カムイ伝」らしいかもしれない。

 とりあえず、書店で実物を手に取って、それから買うかどうか決めることにしよう。
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 最近、教育の世界ではカウンセリングまがいのことが流行である。

 例えばエンカウンターといわれるものがある。

 エンカウンターとは,ホンネを表現し合い,それを互いに認め合う体験のこと…らしい。

 ひねくれ者でいじけ虫の私としては、どうもこの手のものは苦手である。

 たとえ、他人とすぐ仲良くならなくてもいいではないか?いつも鬱状態の暗い性格は不道徳なことであるとでもいうのであろうか?

 私の持論として、必然性の無いものは存在しない。もちろん、これは善・悪とは別の次元の話である。

 ある精神科医が紙面で発言していた。鬱も大事である。なかなか打ち解けないことも役に立つ。

 集団が、積極的で楽観的な人ばかりであったら、どうであろうか?

 それは、それで困ったものかもしれない。そんなときに、ブレーキをかけてくれる人も必要である。

 そうやって色々な人がいて、バランスをとることができる。

 本人が、このままでは苦しいので、本音を打ち明けたいと言うなら別であるが、私なら、本音を打ち明けあう体験などごめん被りたい。

 書いているうちに、自分の性格の悪いのがばれそうなので、この辺でおしまい。

 
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by coolkai | 2005-10-25 23:42 | 学校
 盲目の天才と言ったら、皆さんは誰を思い浮かべるだろうか?

 数学に興味のある人なら、ロシアの天才数学者ポントリヤーギンと答えるかもしれない。

 しかし、私が今日見たDVDは「Ray」である。

 天才ジャズピアニストであり、天才シンガーであるレイ・チャールズの生涯を描いている。

 幼少のとき弟を見殺しにしたトラウマから、中々脱却出来ず、ヘロインに苦しみ、最後にはそのヘロインにも打ち勝つ姿を描いた秀作である。

 もちろん、ジャズを創っていくレイ・チャールズの奇跡の才能も余すこと無く描かれる。

 盲目の黒人が南部で生きていくことの困難さに、思いを馳せるとき、彼の努力と天才に驚くほかはない。

 レイ・チャールズの世界を知るのに是非見て欲しいものの一つである。

 全編、ヒット曲が流れる。それだけでも楽しめる。
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 宮田村の皆さん約20名と、今週の28日(金)に東京の飯田橋にあるトッパンホールへ集合する。

 「兎束俊之ヴィオラ・リサイタル<半世紀の軌跡〜Violaと共に> 」を聴くためである。

 兎束先生は「アンサンブル信州in宮田」(宮田村の有志の方達が主催している弦楽合奏)の音楽監督で、東京音楽大学の元学長である。

 私は、ひょんなことから「アンサンブル信州in宮田」の後援会員になっていて、演奏会には都合がつく限り行くことにしている。

 その音楽自体も感激することが多いのだが、その後の慰労会で、兎束先生をはじめ、宮田村の人たちと杯を重ねて、語り合うのも大変心地よい。

 その兎束先生が、大げさにいえば、ヴィオラ人生をかけてリサイタルをするという。

 こりゃ聴きにいかねばなるまい!ということでトッパンホールである。

 やんごとなき方もお見えになるので(兎束先生はヴィオラの家庭教師をしている!)、みなネクタイ着用で集合である。

 演奏会の後、近くの会場で懇親会も予定されている。

 それも含めて、いまから楽しみにしている。
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by coolkai | 2005-10-23 22:31 | 音楽
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 プルーンが知人に人気である。

 プルーンをご存知であろうか?

 私は、よく、ブルーベリーに間違えてしまうのだが。

 知り合いに送ると大変喜んでいただける。特に都会の方には好評である。
 東京などでは、あまり果物屋さんに置いてないようである。

 効能を書いてみる。

 *カリウム、カルシウム、ビタミンA・Bが豊富で、肩こりや食欲の増進、疲労回復に効果あり。
 *鉄分が多いので、貧血の解消。
 *良質の繊維分をたっぷり含んでいるので、便秘の解消にも大変効果がある、等々である。
 そして、なによりも美味である。

 実はこのプルーンは、妻の叔父さんが日本で初めて(昭和40年)栽培に成功したものである。佐久市(旧臼田町)の土屋喜八郎さんが、その人で、現在はご子息の則明さんが後を継いでいる。

 先日も実家から送られた、新鮮なプルーンを食べた。酸味と甘みのバランスが絶妙であった。

 これが、本当の《さんみ一体》か。
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最近は午後7時近くに帰宅することが多い。

 たいていは面接の練習で遅くなる。3年生の推薦入試が間近だからである。

 純朴で、世間擦れしていない田舎育ちが裏目に出ることもある。
 つい、方言が出たり、友達言葉になったりしてしまうのだ。

 何回も、言い直しをさせたり、話の内容を準備させたり、結構時間がかかる。
やっと、なんとか形になるまで練習して、帰る頃には外は夕闇が迫っている。

 生徒と一緒に学校を出る。
 「先生、ありがとうございました」という声に、疲れも消えていく。

 外に出ると、きれいな夕焼けが…。
 なんだか口笛でも吹きたい気分であった。
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