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 通勤の途中に何本も桜がある。毎年、定点観測していて一番早く咲く桜の木の蕾がほんのりとピンクになっていた。例年、これから10日くらいで見頃になる。やはり満開の時期は、例年より1週間くらい早くなりそうである。

 「年々歳々花相似、歳々年々人不同」で始まる有名な初唐の頃の詩がある。送別会の挨拶で引用させてもらったが、まことに、我々が変わっても自然は変わらない。「白頭を悲しむ翁に代わって」という副題が付いているが、代わってもらわなくても既に白髪になりつつある私は悲しむことも無く能天気である。

 空気も春の香りがしてくる。毎年わくわく、ドキドキする私は危ない人なのかもしれない。年を経るごとに自然への感受性が強くなる。これも老人力のなせる技か?鈍感力が増すよりはマシだと思いたい。

 わくわく、ドキドキを堪能する花見が待ち遠しい。薄暮の桜のトンネルに今年も浮遊する…。
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by coolkai | 2007-03-29 21:57
今年の選手権は涙ぐんでいる選手が多かった。男子の高橋、女子の安藤美姫、浅田真央などである。特に真央ちゃんは激泣きしていたのが印象深い。

 フィギュアーは難度の高いスポーツだということが分かる。天才的な選手が超人的な練習を重ねてきても完璧に滑ることは至難の技である。

 運動能力ばかりでなくバレーのような芸術性も要求される。その上精神的な重圧が選手を襲う。

 今度の結果は美姫選手が金メダルでよかった(まさに僅差=金差)。エキスビジョンで魅せた表情が今までみたことの無いような満ち足りた美しさであった。

 目指す目標があり、死にものぐるいの努力をして評価されることの幸せを感じる。

 最後の評価されるかどうかは別にして、目標を持ち、死にものぐるいの努力は自分でもできるかもしれない。頑張る人を見て、頑張る気持ちに共振する感激がそこに在る。
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by coolkai | 2007-03-25 22:45
 レオナルド ダヴィンチの名画が日本にやってくる。

 ダヴィンチは15世紀にイタリアに生まれた。この左利きの天才は色々な物を発明、考案したが画家としても傑出していた。その彼が20歳の頃描いた門外不出の作品が日本に来るのである。

 当時の最新技術である遠近法が採用されているが、少し狂っているという意見と、それも計算済みであるという意見もある。
 絵だけでなく、ダヴィンチの全貌が分かるような展示も工夫されているようで見るのが楽しみである。

 東京国立博物館で2007年3月20日(火)から2007年6月17日(日)まで特別展が開催される。

 この機会を逃すと二度と見られないと思うので、何とか国立博物館に行きたいと思っている。しかし、展覧会はぐったりと疲れることが多い。主な原因は人ごみである。といっても、かく申す自分自身がその人ごみを形成しているから如何ともしがたいのであるが、平日に行くことが出来れば少しは楽になるかもしれない。
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by coolkai | 2007-03-23 18:47
3月18日(日)は恒例の横田ゼミであった。

 ここにきて急激に冬を思い出している天候を恨めしく思いながら信州大学に向かう。途中のバスで私の人生の導師S氏に遭遇。S氏は手品の師匠でもあるので、私の未熟な手品を披露させていただいたのだが、出来の悪い子供を見るような慈愛に満ちた眼差しでアドバイスをしてくれる。

 三々五々、S氏の他にM下さんT内さん、Y師匠が集まる。ゼミで色々なことを勉強する。いつものことだが、この場では新しい世界を話してくれる人がいて、それを理解してくれる人がいる。なんて幸せなことなんだろうと思う。

 ゼミを終え、タクシーを捕まえて駅前の「日本海庄屋」に向かう。少し風邪気味だったので早めの電車で伊那に帰ろうと一人失礼して松本駅に急ぐ。ところがである、在るはずの電車が掲示板に載っていない。駅員さんに問い合わせると、なんと、ナントである、今日から時刻表が改訂になったというのである。次の電車も調べてもらうと1時間半くらい待つというではないか。エ〜ン泣きたいよう、とイジけている姿が哀れだと思ったのだろうか駅員さんが教えてくれる。特急を使えば早く帰れるようだ。でもな〜、日々のお小遣いの少ない身には特急料金が勿体ない、しかし待つのは嫌だ、勿体ない、寒い、飲みに戻ろうかと繰り返しているうちに、この特急に乗ればS導師と一緒になれることに気がつき迷うこと無く特急券を握りしめてS導師を待つ。色々な話で盛り上がるのが楽しみなのである。

 次回のYゼミはお花見となる。また満開の桜のトンネルの迷宮に紛れ込みたいと願っている。
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弥生3月である。
Wikipediaによると、弥生の由来は、草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさ いや おひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力で、これに対する異論は特にない。

 英語のMarchの方はローマ神話にでてくる戦いと農耕の神マルス(Mars)から取られている。

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 三月の花札のデザインは『桜と幕』、古くさいデザインではなく華やかなモダンな色使いが気持ちをパッと明るくしてくれる。幕があるところを見ると、昔から桜の花見の場所取りには苦労したのかもしれない。

 年度末は別れの季節でもある。ご多分にもれず私の職場でも転勤される方がいて、四方山話をしていると「今年の春は桜が観れないと思うと淋しい、今までは通勤の行き帰りに咲き始めから散るのまで楽しめた」と仰る。

 高遠城趾の街は自然豊かなところである。私もこの自然に何度も癒されている。開花が例年より早く予想されている今年、転勤しても是非お花見に訪れて欲しい。
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 1992年の今日、東京−新大阪間 2時間30分で結ぶ「のぞみ」が登場した。

 「のぞみ」で思い出したことがある。

 先日忙しい勤務の合間をぬって、午後年休をもらった。忙しくて中々出来なかったことをする。好みのコーヒーを買い、散髪をし、最後に歯医者に行った。

 待合室でだいぶ待たされる。そこには「週刊文春」、「AERA」などが常備されている。
そこで、「のぞみ」に関する意外な真実(大げさ!)を発見。

以下「週刊文春」07年3月15日号、葛西敬之氏(JR東海会長)と阿川佐和子さん(エッセイスト)の対談(阿川佐和子のこの人に会いたい)の冒頭部分から引用。

葛西:新幹線の「のぞみ」は阿川さんが命名されたんですよね。ご記憶ありますか?
阿川:深くありますっ!名前を決める委員に選ばれて伺ったら、すでに「希望」「きらら」「つばめ」「エース」などの候補が幾つかあって……。
葛西:二十ぐらいあったんですね。
阿川:私はノーアイディアだったから列車好きの父に相談したところ、「一つだけ言っておく。日本国鉄の列車の名前は歴代すべて大和言葉でつけられてきた。候補の中では『つばめ』しかないなあ」と。でも「ひかり」より速い新幹線が「つばめ」ってわけにもいかないって話になり……。
葛西:僕もそう思いました(笑)。ただ漢語も英語もカタカナもよくなくて、伝統を守ったほうがいいという阿川さんのお父さまのご意見はその通りだとも思っていました。
阿川:委員会では「希望」と「太陽」が有力候補になっていたんですが、私が最後に「一応父からの伝言なんですけど、日本の列車の名前は大和言葉で付けられてきたそうです。『希望』を大和言葉にすると『のぞみ』ですね」とだけ申し上げたんですよ。そうしたら「あ、そうですね。考慮に入れておきましょう」と。まさかそれが受け入れられるとは思ってなかったから、決まったときは「ウソッ、どうしよう!?」って慌てました(笑)。
葛西:僕は「のぞみ」は速度に関係ないコンセプトなのが、非常にいいと思いました。
阿川:今だから言えるようになったけど、最初の頃は友達が「今度の新幹線『のぞみ』だってさ。ダサ~い!」とかバカにしてたから、私がつけましたっていえなかった(笑)。
葛西:お陰さまで「のぞみ」がすっかり定着してよかったです。
阿川:名前って定着するもんですねえ。(後略)

そうか、「のぞみ」は大和言葉なんだ。大和言葉って、中国やアメリカなどから入ってきた外来語ではない日本独自の言葉のことですよね。

wikipediaによると次の例が載っていた。
「飢饉は世界的な問題である。」を大和言葉に翻訳すると、「多くの国で、食べ物が足りないことが悩みである。」になる。

 分かりやすい文章のヒントをいただいた気がした。
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 宮田村の弦楽合奏団「アンサンブル信州」でスプリング コンサートの第五回が開かれた。
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 全部で2曲。最初はメンデルスゾーンの「ピアノ四重奏曲へ短調作品2」である。

 ある人に教えていただいたところによると、メンデルスゾーンが13歳のとき作った曲だという。日本でいえば中学1年生である。凄い、天才としか言いようがない。

 メンデルスゾーンは裕福な家庭に生まれこの曲も自宅の大きなホールで自分の為に楽団を雇って演奏された。ところどころ超絶技巧を要求される部分があるが、ピアニストでもあったメンデルスゾーンは十分弾きこなしたというから恐ろしいものである。

 最後の曲は有名なシューベルトの「ます」である。第四楽章の印象が強く五楽章全部を聴くことはないので全楽章を聴くと、また新たな発見もあり楽しめた。

 コンサートの後は演奏者の皆さんと恒例の懇親会である。場所は宮田村の料亭「青葉」である。前回は畳に座って飲んだのだが、椅子がしつらえてあってビックリした。
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 U先生が宮田村に住居兼音楽ホールを建てるという。今年中にはできそうである。
 完成したあかつきには気楽な演奏会をやるので是非来るようにとお誘いを受けている。

 琥珀色のウイスキーを舐めながら弦楽器の琥珀色の音色を愛でようという魂胆である。

 想像するだけで贅沢で涎が出そうである。是非々実現したいと願っている。
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by coolkai | 2007-03-11 19:16 | 音楽
 
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3月号の「ダヴィンチ」に特集がされている。

 若い人にはもちろん、本屋の店員さんにも人気があるようである。作品は一応全部読んでいるつもりであるが雑誌を読んで初めて知ったこともある。

 登場人物がいろんな作品でリンクしているという楽しみも再確認できた。
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 「アヒルと鴨のコインロッカー」も映画化され、長編書き下ろしの「ゴールデンスランバー」も出版予定で、週刊漫画の「モーニング」での連載も始まる。まさに今が旬の作家なのだと思う。

 願わくばこれからも成長し続けて私たちに素敵な世界を提供して欲しい。
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 予科練帰りと言っても今の若い人にはピンとこないかもしれない。

太平洋戦争のときの時の海軍飛行兵養成制度の一つで、Y叔父は戦争末期、甲種飛行予科練習生として志願した。

 幸いなことに特攻として飛び立つ前に戦争は終わった。目的を失った当時は随分と生活態度が荒れたようである。命を捨てるつもりだった青年には怖い物は何も無かったに違いない。

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 それから気持ちを立て直し、O電線(株)で活躍されたY叔父さんは素敵な目標でもあった。

 退職されて、以前からの趣味で撮りためた桜の写真展を岡谷で開いた。久しぶりに写真を観ながら四方山話をしようと会場に向かう。

 紅葉と一緒に咲く桜や、緑の桜など意外なことも知った。久しぶりであったが相変わらずカッコ良い伯父であった。
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高遠高校の卒業式である。

 空は晴れ上がっている。冬の張りつめた空気の中、高揚感と緊張が混ざったような気持ちで学校に向かう。

 卒業式は入学式と一味違う。入学式には積みあげたものが無いが、卒業式には3年間という時間がある。担任も生徒もこみ上げてくる気持ちが声を詰まらしもする。

 教師にとって生徒は自然そのものである。ようするに思うようにはいかない。工場で物を作るように、こうすれば、ああなる・・・わけではない。

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 丹精込めて手入れをしていく要領であろうか。苦労に苦労を重ねて卒業を迎えた担任の顔に満足と感動と一抹の淋しさを感じるのは考え過ぎではあるまい。

 この感激があるから、ワカッチャいるけど止められない・・・のである。
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by coolkai | 2007-03-03 22:56 | 学校