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無限音階

 一台のピアノで無限に音階を上昇させることができるというのである。

 もちろん、それは現実には不可能である。周波数が上がっていけば鍵盤が無限に必要である。

 皆さんはエッシャーによる「滝」や「上昇と下降」という有名な騙し絵をご存知であろう。数学者、物理学者であるロジャー・ペンローズによる《不可能図》に刺激を受けたものである。
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 この音階版がある。ロジャー・シェパードが創りだしたという。

 この話しには刺激を受けた。なぜなら、視覚と聴覚は脳の違う場所で認識されていると思っていたからである。

 視覚でも聴覚でも同様な錯視、錯聴があるということは、次の二つの可能性を想像させる。

 1。我々の脳の中に視覚と聴覚を扱う共通野がある。
 2。視覚と聴覚を処理する脳の部分はことなっているが、その処理の仕方に共通点がある。

とんちんかんな想像かもしれないが興味を強く惹かれた。