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数字でだまされること

 これから高校生3年生は推薦入試のシーズンである。

 かなりの大学で「小論文」なるものを課すところが多い。僕なら「大論文」を書いてやる、なんて元気な生徒はいない。

 ねじり鉢巻で練習、練習である。今日も進路室で練習をしている。聞くともなく聞こえてきたのが「数字でだまされる」というテーマである。

 数字でだまされる話は授業中によくする。例えば平均50点という話である。いかにも普通の人は50点くらいは点があるという風に聞こえるが、50点は一人もいないこともあり得る。100点と0点の人しかいないかもしれない。

 宝くじと交通事故はどうだろうか?宝くじは当たるかもしれないと思って買うのだろうが、交通事故の確率の方が高いのではないだろうか、しかし交通事故に会いそうだからといって仕事を休んだりしない。

 入試が終わると高得点であったと喜んでくる生徒がいる、得点が低かったといってしょんぼりする生徒もいる。しかし入試に関しては点数ではなく順番が重要である。高得点がそのまま合格率が高いことを意味しない。

 管理人はかなりボンヤリなので、頭のいい人に騙されていることがあるかもしれないが他人を騙そうと考えているよりも心穏やかである。